JKオタクが初めてロックフェスに行った話
それは突然だった。
わたしが大好きな関ジャニ∞がMETROCKに参加するという知らせを聞いたのは本番からわずか9日前のことだった。
チケットは既に完売。行きたくても手が出せない状態だった。しかし、なんとかチケットを確保しわたしは初めて大型ロックフェスに参加することになった。
朝から最前列を確保し準備万端。
キュウソネコカミやKANA-BOONなど普段テレビで観ているバンドが目白押しだった。
キュウソネコカミは以前ドリフェスで見たことがあり曲も大体知っているものだった。普段ジャニーズのコンサートでは静かに双眼鏡を覗いている系のオタクだが拳を突き上げ周りのファンと盛り上がる、というのはとても楽しくてとにかく新鮮だった。
初めての体験だった。
そして、特に衝撃を受けたのは筋斗雲と書かれたボードを持ってきてボーカルがわたしの上を通ろうとしているのではないか!!!!!!!!!絶対ジャニーズのコンサートでは有り得ない光景だし支えようにも足元が不安定すぎて本当にハラハラドキドキだった、、、、、、これだけでも消費カロリー半端じゃなかった。。。。。
しまいにはボーカルが
「どうした関ジャニファンそんなもんかー!!!」
いやいやこっちは初めてこんなところに来てこんなこと初めてだよ。。。。本当に潰されそうだったんだから………!!!!!!!
夕暮れ時。遂に関ジャニ∞の出番がやってきた。お目当ての村上くんのエレクトーンがバッチリ見える場所で登場してきた瞬間既にわたしは泣いていた。
わたしはあまりバンドは好きではない。
むしろキラキラ踊って歌う村上くんが大好きだった。最近は番組でもバンドセッションをするようになり、目を背けるようになっていた。
ハイスピ。関ジャニ∞で唯一のインスト曲。
メンバーがそれぞれ自分の楽器をアピールするアップテンポで聞いていてとても心地よい曲だ。
元気が出るLIVEで聞いたときは盛り上がる曲でいいな〜〜ぐらいに思っていたけれど、いざあの場所で聞いていたらとってもとってもカッコよくてまるで以前から知っていた曲と別の曲みたいだった。メンバーがみんなキラキラしていてとても楽しそうだった。
「僕たち関ジャニ∞の音楽聴いてくれ!!!!」
この村上くんが発した言葉で会場のボルテージは最高潮。大倉丸山安田のセッションや定番の象を披露し、さらに大盛り上がりだった。
そして、夕暮れ時になりロック調の曲からゆったりとした曲に様変わりした。そこで流れてきたのは『侍唄』だった。
この曲はわたしにとって、とってもとっても大切な曲だ。最後に村上くんのキーボードの出番があり、しかもソロパートだ。
そのソロパートを弾いてる村上くんの顔が本当に優しくてとても楽しそうで本当にここまで村上くんを追いかけてきてよかった、村上くんに出会えることができてよかった、、、と思い思わず泣いてしまった。
最後の曲は『Life〜目の前の向こうへ〜』
"まだまだ終わらないから"
という歌詞に込められた意味を考えてみると
まだまだ関ジャニ∞はこのままじゃいられない、もっともっと新しい世界に進んで行くんだ!!!!!という意味が込められているのではないかと思った。
この曲を歌っている彼らはとても力強くてまるで未来を見据えているようだった。
こうしてわたしの初大型ロックフェスの幕が閉じた。無事熱中症にもならなくて本当によかった。次の日は全身筋肉痛、2日たったきょうも全身バキバキだ。
初めて体験したことが多くありびっくりするくらい疲れたし、モッシュに揉まれて死にそうになったけれどすごく充実した1日だった。関ジャニ∞の記念すべき1日を一緒に過ごすことができて幸せだったしこれからも彼らを目に焼き付けていきたいと思った日だった。
つぎは夏から五大ドームツアー。
一体どんな彼らがみれるのかいまからとっても楽しみだ。